ベタなミスほど恥ずかしいものはない。

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番猫ニャオニャオ(番犬ガオガオの猫バージョンという意味です)

 

持崎湯葉です。

健康のためにも、お金のためにも、自炊をがんばっていますのよ。

毎日きっちり作ってる、というわけではないんですけどね。

スーパーの惣菜で済ますこともしばしばです。だって楽なんですもの。夜だと安いんですもの。

ただそれでも、毎日継続して作っている料理があります。

そうです、みそ汁です。

みそ汁はいいですね。おかず作るのが面倒でも白米とみそ汁だけで十分ですし、油もの多めのおかずになってしまっても野菜のみそ汁ならちゃんと栄養が取れる。

あとみそ汁がおいしく作れると、料理が上手くなったような気がしますよね。

「俺、みそ汁にはけっこううるさいっすよ」と妙に誇り高くなるように感じます。

さて。

そんなある日僕はスーパーにて、みそ汁の具をなににしようか悩んでいました。

「んー今日は青菜の気分ですかなー」なんて思い、ほうれん草を購入しました。

家に帰り、いつものようにみそ汁を作り、食します。

「うっわほうれん草のみそ汁うまっ! ほうれん草ってめっちゃうまいなっ!」

僕は感動しました。

翌日も、その翌日もほうれん草をみそ汁に入れて食べていました。

そのときの僕は、間違いなく幸せだったと思います。

あの日が、来るまでは。

その日、友人が僕の家に来ました。

腹が減ったというので、「しかたねえなあ」と僕はごはんやテキトーに作ったおかずとともに、秘伝のほうれん草のみそ汁を出してやりました。

「うまいぞー、このほうれん草のみそ汁! マジで俺、みそ汁マスターだから……!」

そんな僕の言葉に、友人は期待しながらみそ汁を口に運びます。

次の瞬間、友人の顔が曇りました。

そして呆れるような口調で、一言。

 

「これ小松菜じゃね?」

 

僕は頭が真っ白になりました。

ウソだ……ウソだウソだッッ!

これはほうれん草だ! 小松菜なんかじゃない!

俺を騙そうとしてもそうはいかないぞ!

僕は咆哮しました、怪獣のように。

結果的に言うと、小松菜でした。

僕が数日間ほうれん草だと思って食べていたのは、小松菜でした。

赤っ恥とはまさにこのことです。

みそ汁マスター以前の問題です。ほうれん草と小松菜のちがいなんて、きょうび中学生でもわかります。

僕は泣きました。友人が帰った後、むせび泣きました。

そして今後絶対に間違えないよう、心に誓いました。

翌日、僕は今度こそほうれん草を買おうとスーパーへ向かいます。

野菜コーナーにて、ほうれん草を探しました。

あった! これだ!

ほうれん草と思しき青菜を、僕は手に取ります。

チンゲン菜でした。

 

それでは。

また来週です。

 

持崎湯葉